京都【建仁寺】で龍の世界と7つの見どころをめぐる – 御朱印と所要時間も

京都の建仁寺で龍の世界と7つの見どころをめぐる。御朱印と所要時間も 京都

嵐山からの旅の続きは建仁寺へ。

嵐山から電車を乗り継いで、

14:38 京都河原町で下車。

京都河原町駅から建仁寺まで歩きます。

京都河原町駅から建仁寺までの地図
京都河原町駅から建仁寺までの徒歩マップ

5月の暑い日だったので、途中コンビニで水を買い、水分補給をして復活。

道中で渡った橋から鴨川の景色を観れました。

京都の鴨川

建仁寺
拝観時間:午前10時~午後4時30分受付終了(午後5時閉門)

建仁寺へ到着し、本坊へ

14:57 建仁寺へ到着。

建仁寺の石標と西門

西門から中に入ります。

建仁寺の西門

境内の敷地はとても広かったです。京都御所みたいな感じ。

朝からの旅で足がじんじんしていたけど、力を振り絞って本坊(見どころのメインとなる建物)へ。

 

本坊に入り、まずは拝観受付をし、御朱印をいただくため朱印帳を預けました。

朱印帳は拝観後に受け取るスタイルです。

建仁寺の拝観は、見応えたっぷりでした

風神雷神図屏風

いざ拝観へ。

まず目にしたのは風神雷神図屏風」

建仁寺の風神雷神図屛風
右隻が風神、左隻が雷神

いきなりこんなにすごい作品を間近で見れるとは☆

神々しいです。

作品に惹きつけられ、

歴史的な瞬間を垣間見るような感覚になりました。

風神雷神図屛風は、画家 俵屋宗達たわらやそうたつ の最高傑作で国宝だそうです。

この日、建仁寺についての予備知識ゼロで参拝していて・・・(汗)こんなにすごい作品を観れるとも知らず目にしたので余計に衝撃を受けました。

後からよくよく解説を見ると、展示されていたこちらの作品は、高精度のデジタル技術によって複製されたものだそうです。

本物にしか見えなかったので、本物だと思って見てました。

すごいなぁ。

 

〇△□乃庭

通路を通ると小庭が見えてきました。

建仁寺まるさんかくしかくの庭

「〇△□乃庭」という名前の庭。

かわいい名前だけどNetflixのイカゲームを連想してしまった名前。

禅宗の四大思想(地水火風)を、地=□、水=〇、火=△ という形で象徴されているのだそうです。

風だけが形で表されていないのは、庭に自然の風が入るから、ということなのかなぁ。なんてことを考えてみたりしました。

唐子の間 唐子遊戯図

通路をぐるりと歩くと、かわいらしい襖絵のお部屋がありました。

建仁寺唐子の間の襖絵(田村月樵筆の唐子遊戯図)
建仁寺唐子の間の襖絵(田村月樵筆の唐子遊戯図)

唐子の間というお部屋で、この襖絵は田村月樵筆「唐子遊戯図」というそうです。

繊細なタッチでかわいらしくて、ほっこりする空間でした^^

 

潮音庭・小書院

続いて歩いていくと、見えてきたのは緑が美しいお庭。

建仁寺の潮音庭

「潮音庭」という中庭でした。

庭を見渡せるお部屋(小書院)があり、座って眺めることができます。

畳の上へ座らせていただき、しばし足を休ませながらお庭を鑑賞。

建仁寺の潮音庭

和みます〜。

畳の縁壁柄も素敵でした。

建仁寺の小書院の壁
小書院の壁
建仁寺の小書院の畳の縁
小書院 畳の縁

先ほどの庭の名称と同じ掛け軸も発見。

建仁寺の小書院の掛け軸
小書院の掛け軸

 

大雄苑・方丈

少し足が回復してきたので先へ進みます。

建仁寺の枯山水
大雄苑

こちらは大雄苑だいおうえんという枯山水のお庭

建仁寺の大雄苑
大雄苑

京都で見る枯山水はやっぱり情緒あります。

 

大雄苑を見渡せる方丈には、十一面観音菩薩像 が祀られていました。

建仁寺の大雄苑と十一面観音菩薩像
方丈の十一面観音菩薩像

雲龍図

そして、方丈の間の一つに、「雲龍図」という龍の襖絵がありました。

建仁寺の方丈の雲竜図(龍の襖絵)
雲竜図

見ごたえがあります。

かっこいい。。

海北友松かいほうゆうしょうによって桃山時代に描かれた方丈襖絵だそうで、こちらも高精度デジタルにて複製されたものなのだとか。

本物としか感じません。

 

こちらでは、かわいいお地蔵様を発見。

建仁寺のお地蔵様

 

法堂 双龍図

続いては、龍の天井画があるという法堂はっとうという建物へ。

方丈から法堂へ移動する際に赤いスリッパに履き替えます。

足先に力を入れないと脱げるタイプの、年代物のスリッパに愛着が湧きます。笑

数々の参拝者を法堂へ運んできたんだろうなぁ。

スリッパが脱げそうになるから すり足で廊下を渡ります。

法堂とは、法を説くお堂なのだそうです。

中に入って天井を見上げた瞬間

目を奪われました〜。

これが龍の天井画…。

本当にすごくて

ずっと見ていられます。

正面には 本尊釈迦如来坐像 が祀られているそうで、その天井に描かれているのが小泉淳作画伯筆「双龍図」

雲の丸みのある柔らかい印象の雲に対比した龍のリアルな迫力感。

平面に描かれた絵とは思えず、龍が動いているかのように見えます。

ほんとにすっごい。

どうやって描いたんだろーと思考をめぐらしますが、すごすぎて考えが及びません。

 

想像していた以上に、建仁寺はすごかったです。

見どころが満載で、足の疲れも忘れるくらいでした。

 

建仁寺の御朱印をいただきました

拝観前に預けていた朱印帳を受け取り、御朱印をいただきました。

せっかくなので、風神雷神図屛風と一緒に撮影。

建仁寺の御朱印と風神雷神図屛風
建仁寺の御朱印と風神雷神図屛風

さて、なんて書いてあるのでしょうか。

右から読んでいくと、

奉拝ほうはい  参拝日

拈華堂ねんげどう
 法堂の別称なのだそうです

東山とうざん  建仁寺
 調べたところ、建仁寺の山号さんごうが東山。山号とは寺院の名の上につける別称だそうです。

建仁寺では、風神雷神図屛風・雲龍図・唐子遊戯図がそれぞれ表紙になった御朱印帳も販売されていて、どれも素敵でした。

建仁寺での所要時間

今回の建仁寺で、本坊法堂を拝観しました。

滞在時間の合計は、

約1時間15分 でした。

一つ一つの作品をじっくり見ましたし、庭を眺めながら休憩もしたので、ゆっくり回ってこれくらいの時間でした。

見応えがあって本当に素晴らしかったです。

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