5月ゴールデンウィークの朝、
7:05 新大阪駅。
今回の京都旅は、AM10時から苔寺の参拝予約をしていたので、その前に鈴虫寺に参拝できたらいいなぁということで、自宅から最速で鈴虫寺に到着するため、新大阪駅からの交通ルートで鈴虫寺(華厳寺)を目指しました。
ゴールデンウィーク期間中の鈴虫寺の模様を綴ります。
新大阪から電車で行く鈴虫寺へのアクセス方法
以前、京都駅から出発する市バスで鈴虫寺へ行ったこともあるんですが、京都駅から1時間はかかった記憶があります。
ナビで調べてみると、大阪府よりも西側に住んでいる私が自宅から鈴虫寺に行く場合、
【京都駅 → 鈴虫寺】ルートよりも【新大阪駅 → 鈴虫寺】ルートの方がより早く到着できることが分かったので、今回は新大阪駅からのルートで行ってみました。
新大阪から北へ向かい、京都市の西エリアを目指す道のりです。
以下が当日のタイムラインと交通ルートでした。
- 7:13新大阪 発
JR京都線(米原行き)に乗車
- 7:29高槻 着
JR高槻駅で降車し、阪急高槻市駅まで歩きます(徒歩8分くらい)
乗換時間が13分しかなかったので間に合うか不安でしたが、無事に間に合いました
- 7:42高槻市 発
阪急京都本線(京都河原町行き)に乗車
- 7:56桂 着
桂駅で降車し、阪急嵐山線(嵐山行き)へ乗換えます
乗換時間が4分しかありませんでしたが、同じ駅構内での乗換えだったので大丈夫でした
- 8:00桂 発
阪急嵐山線(嵐山行き)に乗車
- 8:04松尾大社 着
松尾大社で降車し、鈴虫寺まで歩きます(徒歩15分くらい)
松尾大社駅前から鈴虫寺へ向かう車道ではタクシーもよく通っていたので、タクシーに乗ることもできそうでした
- 8:18鈴虫寺|華厳寺 着
こんな感じで、最速で行こうとしていたため、乗換時間が短めで、時間的にはかつかつルートでしたが、無事に予定していた時刻通りに鈴虫寺へ着くことが出来ました。
交通系ICカードは必需品です。
乗換ごとに切符を買っていたら、たぶん電車に間に合わなかった気がするので…、今回も持って行っといてよかったなぁと思いました。
5月GWの鈴虫寺はこんな感じでした
GWの朝 8:18、鈴虫寺に到着しました。
境内へ続く階段には既に参拝者の列ができていて、私は階段の一番下の辺りに並びました。
鈴虫寺では、参拝すると法話を聴くことができます。
通常は一回目の法話は9時から始まり、その後は50分おきに法話が開催されているようです。
私が列に並んだ位置(階段の一番下辺り)だと、9時からの法話には入れそうです。よかった~。。
しばらくして「8時50分から境内へ案内を開始します」とのアナウンスがありました。
8:30頃には、続々と参拝者が集まってきて、列が長くなっていました。
そして8:50近くになると、境内から階段を降りて帰ってくる人の姿が。
まだ9時にもなってないのに、何で帰ってくる人がいるんだろ~と最初は不思議に思いましたが、どうやら、GW期間中は一回目の法話が通常よりも早く開始さていたようです。
一回目の法話に入っていた参拝者の方々が続々と降りてきていました。
法話時間は30分間程度あるので、8時頃には一回目の法話が始まっていたのかもしれません。
8:50になると、私の並んでいた列が動き出し、階段を上って境内へ案内されました。
門の前で参拝者の人数をカウントされていた方によると、一回の法話で180名ほど入れるのだそうです。すごいです。
鈴虫寺で前回の幸福御守を返納する
境内へ入り、書院という建物の前で順番に受付をしていきます。
今回は、前回お地蔵様へお願いごとをしたお礼参りをかねての参拝だったので、前回いただいた幸福御守を返納するために、ちゃんと持参してきました。
御守ってどこへ返納すればいいのかな~と思いながら受付の順番を待っていたら、前方に並んでいた参拝者の方が受付台の上に、黄色い御守らしきものを置いている動作が見えました。
受付に近づくと、そこに返納箱が置いてありました。
なるほど、御守はここに入れれば良いようです。
自分の順番になったので、志納料500円を納めます。
その際に、返納箱へ御守を置き、無事に返納させていただくことができました。
返納箱はすでに黄色い御守が山になっていました。
お礼参りされる方も多いようです。
そしてこれは後になって気付いたことなんですが、本当は御守を返納する前に、お地蔵様へお礼を伝えておいた方がよかったみたいです…。
境内へ案内されるときは、参拝の列の動きに合わせてあれよあれよと前に進むので、門の前にいるお地蔵様にお礼を伝える間がありませんでした。
と言いたいところですが、実際のところは、先にお礼を伝えるという作法を失念しておりました。汗
なので、参拝の列に並ぶ前にお礼参りを済ましておくのがベターだったのかなぁ、と思いました。
(今回は、法話を聴いて拝観した後に、お礼参りしました。)
鈴虫寺で鈴虫の音と法話を聴く
法話が催される書院へは靴を脱いで上がりました。
案内された場所は、広い畳のお部屋で、前方から鈴虫の音が響いています。
部屋からはきれいなお庭も目にすることもできました。
机の上には、懐紙を敷いた上に「寿々むし」の文字が書かれた和菓子が置かれていました。
前回訪れたときには、和菓子と一緒にお茶も出してくださり、その場でいただきましたが、現在はコロナの影響でお茶はしておらず、和菓子も持ち帰って食べるシステムに変わっていました。
しばらくし、お住職さんの法話が始まりました。
有意義な時間。
とてもありがたい法話を聴くことができました。
参拝してよかったな、という思いに尽きます。
お地蔵様とお願いごとの仕方についてもお話がありました。
お願いごとは具体的なことが良いそうです。
幸せになりますように、と願うよりも、自分で叶ったかどうかが分かるようなお願いごとがよいのだそうです。
法話は30分くらいで終わりました。
法話が終わってから、部屋の入口側の辺りで御守をいただけるので、そちらへ行って並びました。
貼り紙がしてあり、「寿々むし」の和菓子も購入できるみたいでした。
自分の番になり、新たに幸福御守(300円)をいただきました。
こちらの御守を持って、後でお地蔵様へお願いごとをしに行きます。
御守りは参拝していない人の分もいただくことができるとのことです。
書院を出たあとは、お庭を拝観。
新緑がとてもきれいでした。
三百年記念の特別御朱印・通常の御朱印も
令和五年は華厳寺開山三百年になるということで、三百年記念の特別御朱印が用意されていました。
庭に位置する建物が、特別御朱印の授与所になっていました。
特別御朱印は書置きのみで、3種類ありました。
私は3種類のうち、地蔵尊の特別御朱印をいただきました。
きれいな和紙に、「幸福」の金色の筆文字がきらきらと輝いていて、とても素敵です。
特別感が満載。
なんて書いてあるでしょうか。
右から読むと
奉拝 参拝日
幸福地蔵尊
鈴虫の寺 華厳寺
「地蔵尊」は、その名の通りお地蔵様のこと。
見るたびに お地蔵様を思い出せそうです^^
ちなみに、以前いただいた通常の御朱印はこちら↓
ダイナミックな筆遣いがとてもかっこいいです。
通常の御朱印の時は、法話前に御朱印帳を預けておいて、法話後に受け取りました。
こちらはなんて書いてあるか、右から読むと、
奉拝 参拝日
妙音大士
調べたところ、「妙音」とは、なんともいえない美しい声のこと。「大士」とは、仏さまのこと。つまり、なんともいえない美しい声をした仏様を表しているようです。鈴虫の音に重ね合わせたような素敵な表現だなぁと思いました。
洛西 鈴虫寺
御朱印は寺院の正式名称を書くところが多いですが、華厳寺ではなくて鈴虫寺と書かれているので、親しみやすさを感じます。
鈴虫寺でお礼参りと新たなお願いごとをする
鈴虫寺のお地蔵様について
お礼参りとお願いごとをする前に、お地蔵様について復習。
鈴虫寺のお地蔵様の正式名は、幸福地蔵大菩薩様。
どんな願いも1つだけ叶えてくださる「一願成就のお地蔵様」といわれています。
だから、一度にお伝えできるお願いごとは一つのみ。
お願いごとが叶ったらお礼参りをして、参拝して新しく幸福御守をいただくと、また新しいお願いごとをすることができるとのことです。
そして鈴虫寺のお地蔵様はわらじを履いていらっしゃいます。
お願いごとをした人の自宅まで、わらじを履いて、願いを叶えに来てくださるのです。
ありがたや。
お地蔵様へ会う
御朱印をいただいてから、お地蔵様のもとへ向かいました。
お地蔵様は境内を出てすぐのところにいらっしゃいます。
ニッコリと笑っていました^^
みなさんお地蔵様の前で足を止めてお願いごとをされるので、出入り口付近は混雑し、境内から出るまでには少し時間がかかりました。
ちなみにこの時点で、時刻は9:50くらいでした。
10時から苔寺を予約してるんだけど、ね。(この後ちゃんと間に合いました)
私も前回のお願いごとへの感謝のお礼と、新たなお願い事をさせていただきました。
何を願うかは事前に考えてきていたのですが、この日の法話を聴いてお願いごとを変えました。
法話を聴いたからこそ沸いて出てきた思いに従うことにしました。
法話も一期一会だなぁと感じます。
願いが叶って、また御守を返納&新しいお願いごとをしに鈴虫寺へお参りできるといいなぁ☆
鈴虫寺お地蔵様へのお願いごとの仕方&お礼参りの仕方
お礼参りやお願いごとの仕方について、以前の参拝から数年が経っていたので、今回の法話で改めて聞くと忘れてしまっていたことが多かったです。
次回の参拝のためにも、以下の3点についてまとめました。
- お礼参りのまとめ(お寺へ赴く場合 or 郵送する場合)
- お願いごとをする際のポイント と お願いごとの仕方
- 参拝していない人へ幸福御守を渡す or 参拝した人から幸福御守をもらった場合
お礼参りのまとめ
今回のお礼参りでは、お地蔵様へお礼を伝えるよりも先に、御守を返納してしまいました^^;
今回の反省点を踏まえて、お礼参りの仕方をまとめました。
郵送によるお礼の仕方も記載しています。
お礼参りの仕方(自身で鈴虫寺へ赴く場合)
- 御守を持参する
- まず先にお地蔵様の前で手を合わせ、お礼を伝えて感謝する
お地蔵様は境内の門の前にいらっしゃり、境内に入らなくても会うことができるので、境内に入る前に、お地蔵様へお礼を伝える。
参拝の列に並ぶ前にお礼を伝えに行くこともできる。
- お地蔵様へお礼を伝えた後に、受付所にある返納箱へ御守を返納する
お礼参りの仕方(郵送する場合)
鈴虫寺では、お礼参りにお寺まで赴くことができない場合、郵送でも御守の返納を受け付けてくださっています。
- 自宅から、鈴虫寺のお地蔵様のいる方へ向く
京都府にある鈴虫寺の方角を調べておくとよいと思います。
(鈴虫寺の所在地:京都府京都市西京区松室地家町31)
- 手を合わせ、お礼を伝えて感謝する
- 鈴虫寺へ御守を郵送する
お願いごとのまとめ
今回の法話内で教えていただいた、お願いごとのポイントと仕方をまとめました。
お願いごとをする際のポイント
お願いごとの仕方
- お地蔵様のいる方へ向く
- 御守に書かれた「幸」の文字が見えるように両手を合わせて御守を挟んで持つ
「幸」の文字の部分はお地蔵様のお顔なのだそうです。
- お願いごとを伝える前に、自分の名前と住所を先に伝える
- お願いごとを伝える
- お願いごとをしたあとは、御守を身につけ、お財布などに入れて持ち歩くとよいそうです
お願いごとが叶ったら、お礼参りをします。
人へ御守を渡す or 人から御守をもらった場合
鈴虫寺では、参拝していない人の分も御守をいただくことができます。
参拝していない人へ御守を渡す場合と、参拝者から御守を受け取った場合についてまとめました。
参拝していない人へ幸福御守りを渡すポイント
参拝した人から幸福御守をもらった場合のお願いごとの仕方
参拝者から幸福御守を受け取った場合、御守と一緒に説明書きの紙も渡されているはずなので、一読してからお願いごとをするのがよいと思います。
- 自宅から、鈴虫寺のお地蔵様がいる方角へ向く
京都府にある鈴虫寺の方角を調べておくとよいと思います。
(鈴虫寺の所在地:京都府京都市西京区松室地家町31)
- 御守に書かれた「幸」の文字が見えるように両手を合わせて御守を挟んで持つ
「幸」の文字の部分はお地蔵様のお顔なのだそうです。
- お願いごとを伝える前に、自分の名前と住所を先に伝える
- お願いごとを伝える
- お願いごとをしたあとは、御守を身につけ、お財布などに入れて持ち歩くとよいそうです
お願いごとが叶ったら、お礼参りをします。