【苔寺|西芳寺】事前申込から参拝へ – 感動の苔庭と写経体験、かっこいい御朱印も

苔寺|西芳寺を堪能する京都日帰り旅 事前申込方法・御朱印・所要時間 京都

5月GW期間中、

鈴虫寺からの旅の続きは、苔寺という愛称で知られる西芳寺へ。

苔寺は参拝するためには事前申込が必要なお寺

ずっと訪れたいとは思っていたものの、事前申込が必要だったり京都駅から遠かったりで、京都へ行く機会があっても苔寺へ参拝するのは先送りにしていましたが、そろそろ参拝を実現させようと思い立ち、この度、念願の苔寺へ参拝することができました。

本当にこの景色を目にすることができてよかったなぁと思える場所でしたので、苔寺庭園で撮影した写真ギャラリーも加えて、GWの苔寺旅を綴りたいと思います。 

苔寺|西芳寺

苔寺の参拝前に、往復はがきorオンラインでの事前申込

今回、苔寺へは参拝の事前申込をしてから訪れました。

私が参拝した当日、事前申込が要ることを知らずに訪れた参拝希望の方を目にしましたが、受付所にて入場を断られていました…。

やはり苔寺へ参拝するためには事前申込が必須のようです。

 

事前申込の方法には、往復はがきで申込む方法オンラインで申込む方法がありました。 

苔寺の事前申込方法(2023年03月時点)
 
  • 往復はがき申込
    拝観予定日の2ヶ月前から2週間前までの期間に申込可能。
    参拝料は3,000円以上。1組5人まで。
    参拝希望日は伝えることができるけど、希望時間の指定はできない
     
  • オンライン申込
    拝観予定日の2週間前から前日までの期間に申込可能。
    参拝料は4,000円。1組2人まで。
    参拝料が往復はがき申込よりも1,000円高くなりますが、オリジナル筆ペンや、「冬の参拝」期間中だとオリジナルグッズが用意されているようです。
    参拝希望日の参拝時間を選択することができる

※2023年11月参拝分より、申込方法の改定あり

私は5月の連休中に参拝したかったので、通常よりも混み合うかもしれないと思い、オンラインよりも早くから申込ができる往復はがきで申込むことに。

郵便局で往復はがきを購入し、

西芳寺公式サイトの申込はがきの書き方を見ながらその通りに書き、参拝希望日は第二希望までを書いておきました。

時間は指定できませんが、公式サイトによるとだいたい10時から12時の間になりそうです。

参拝希望日の2ヵ月前を過ぎた、3月9日にはがきを投函。

投函して8日後、返信はがきが届きました☆ 

返信はがきがそのまま参拝証となります。

苔寺(西芳寺)の事前申込はがき参拝証
届いた返信はがきの参拝証

無事に第一希望日での参拝申込ができていました☆指定時間は10時です。

ちなみに、私が参拝した当日は、10時よりも早い時間から参拝されている方も多くいらっしゃいました。やはりGWなどの混雑期には、通常の開門時間(10時~12時)よりも早め、もしくは遅めの指定時間になることもあるようです。

敷居が高く感じていたけど、参拝予約が取れてみれば、あとは行くだけ☆という感じ。

往復はがきで申込したので、当日持参するものは、参拝証のはがきと写経用の筆ペンです。

参拝指定時間の10時をめがけて、いざ苔寺へ。

 

念願の苔寺 門をくぐる

参拝当日、時刻は9:48

私の参拝時間は10時00分から。

指定の時間まであと10分ほど、というところで、実はまだ鈴虫寺にいました。笑

混雑していたこともあって、鈴虫寺の境内から出るのに時間がかかっていたのです。

鈴虫寺を出てからは、苔寺へ向かって早歩きダッシュ。

鈴虫寺(華厳寺)から苔寺(西芳寺)までの地図
鈴虫寺から苔寺(西芳寺)までの徒歩マップ

9:54 には苔寺の門前へ到着しました。

鈴虫寺と苔寺って、お寺同士がとても近いです。

鈴虫寺から苔寺まで徒歩(早歩き)6分で移動できました。

苔寺(西芳寺)の門の前
苔寺(西芳寺)の門の前

門前には参拝証を持っている方への案内板がありました。

苔寺(西芳寺)の看板
参拝者への案内板

入場時間まで待つための待合所もあるようですが、私は指定の時間までもうすぐだったので、そのまま門前の橋の上で待ちました。

指定時間は10時からですが、はがきには「5分前に開門(入場可能)予定」と書いてあったので、

9:55 を過ぎてから門をくぐります。

門をくぐるとすぐに受付所があり、そこで、参拝証はがき参拝冥加料3,000円を渡しました。

参拝料はお釣りが発生しないように、3,000円ジャストのお金を用意。

はがきには「一名につき金 3,000円以上お納め願います」と書かれており、“以上”というニュアンスからすると、五千円札や一万円札を出してもお釣りはこないのかも…?となんとなく思いました。堂々とお釣りくださいって、言いづらいですし…笑

参拝証のはがきは受付所で回収されました

はがきは記念に欲しかったな~と思ったのですが。

事前に写真を撮っておいてよかったです。

 

念願の苔寺 本堂にて写経する

境内に入ってから、簡単に参拝の流れを案内してくださいました。

まずは本堂にて写経し、その後に苔庭を拝観する流れだそうです。

境内に入ってすぐは、想像していたような苔らしさはあまりない印象で、大きな本堂が目に入ります。

苔寺(西芳寺)の本堂
苔寺(西芳寺)の本堂

 

本堂へ靴を脱いで上がります。

本堂内は撮影禁止になっていました。

入ってすぐの場所で御朱印の受付をしていたので、朱印帳を預けます。

朱印帳は写経後に受け取る式でした。

 

本堂の広間へ向かうと、みなさん真剣に写経をされていました~!

私も、写経用紙と写経の説明書きを受取り、写経机へ向かいます。

写経机には、椅子に座るタイプと、正座するタイプが用意されていました。すずりと墨が用意されている机もありました。

私は正座するタイプの机へ。筆ペンは持参してきました。

先ほど受取った説明書き(写経の説明と心構え的なことが書かれている)を読んでから、いざ写経開始です。

一文字一文字に集中しようと意気込んで始めました。

が、

ざ、ざ、ざ、ざつねんが・・・

雑念が次々と頭に沸いて出てきて、全集中できない…汗

自分ってこんなに雑念だらけなんだ、、と気付かされました。

しかも、粗品でもらった筆ペンを持っていったら、最初の一文字は筆文字らしく書けたけど、だんだん書くたびに筆の先が丸く潰れていって、最後らへんはただのフェルトペンみたいになった。。

ま、それでもどうにか集中しようと努めながら書き進め、書き終わった時には達成感がありました。

苔寺(西芳寺)で写経した用紙
書き終わった写経用紙(帰宅後に撮影)

写経した用紙は、持ち帰ることもできるし、お寺へ奉納することもできるとのこと。

私はせっかくなので持ち帰ることに。

祈祷された写経用紙なので、お守りのように持っておいて良いそうです。

輪ゴムを用意してくださっていたので、巻いて持ち帰りました。

苔寺(西芳寺)で写経した用紙
巻いて持ち帰った写経用紙(帰宅後に撮影)

写経後は、正座でしびれた足が回復するまで、その場に座ったまま本堂内をきょろきょろ観察。

写経机の前方に襖があるのですが、その襖絵がかっこよくて素敵でした。

墨で書かれているのかなと思いましたが、シンプルながら躍動感があって力強い襖絵で見応えがありました。

後で知ったのですが、堂本印象画伯というお方による襖絵だったようです。

 

念願の苔寺 見開きの御朱印をいただく

本堂に入ってすぐの場所が御朱印の受付所だったので、写経前にそちらへ朱印帳を預けておきました。

御朱印の納経料は500円でした。

写経が終わってから、本堂を出る前に御朱印帳を受け取ります。

いただいた御朱印を見て大興奮。

苔寺(西芳寺)の御朱印と本堂
本堂と一緒に御朱印をパチリ

見開きでかっこいい!すごく素敵です。

そういえば朱印帳を預けるときに、見開きで出してくださいね」と言われていました。

こういうことだったんですね~!

とてもお気に入りの御朱印になりました♪

 

さて、なんて書いてあるのでしょう?

苔寺(西芳寺)の見開きの御朱印
苔寺(西芳寺)見開きの御朱印

右から順に読むと・・・

・・・最初から読めない。。

おそらく「奉拝」と書かれているのだと思いますが、かっこよすぎて分からない。

次に、この凛々しくてかっこいいお顔は どなた?

調べてみましたが、お寺にゆかりのある歴史的登場人物が多すぎて、誰なのか分からない^^;

中央はやっと読めます。

本堂にお祀りされているのが阿弥陀如来さまなので「本尊 阿弥陀佛」と書かれています。

あとは「参拝日」と、

寺院の正式名称「西芳寺」ですね。

ちょっと読めないけど、見るたびに「ぉお~!」と思う御朱印です。

 

念願の苔寺 休憩所へちょっと寄り道

本堂から出て、苔庭を見に行きます。

苔寺(西芳寺)の境内案内地図
境内の案内マップ

と、そこに休憩所を発見。

休憩所の中から見た景色が美しすぎました。

苔寺(西芳寺)の休憩所からの景色
休憩所から見た景色

苔に光が降り注いでいます。

まだ庭園を観てない段階でのこの景色は、さすが苔のお寺だなぁ。

 

休憩所にはウォータークーラーと飲物の自動販売機もありました。

苔寺(西芳寺)の休憩所
休憩所の様子

 

念願の苔寺 苔庭を堪能する

いよいよ庭園へ。

120種類もの苔が自生しているのだそうです。

苔に囲まれながら、徐々に庭園へと引き込まれていきます。

苔寺(西芳寺)の庭園入口へ続く道
庭園入口へ続く道
苔寺(西芳寺)の苔と石畳
石畳と苔
苔寺(西芳寺)の花
つつじの花も咲いていました

美しい景色が広がってるので、すでに庭園に入ったような感覚になりましたが、ここはまだ庭園の入口に向かう道の途中。

先へ進むと庭園入口の石標がありました。

ここから先が庭園のようです。 

苔寺(西芳寺)庭園入口の石標
庭園入口の石標

足を進めると・・壮大な苔庭が広がっており、 

苔庭は感動の世界でした~。

木々の間から苔へと光が差し込む景色。

苔寺(西芳寺)庭園の苔と池

苔の種類や状態によって彩られた緑の上に、木漏れ日が降り注いで、目に映る景色の濃淡をさらに深めていました。

心がこけます。

“苔寺”という響きから、侘び寂わびさびらしい しっとり系の苔を想像していたのですが、実際に見てみるとワイルドな苔たちで、力強くて生き生きとしていました。

地面に生い茂る苔も よき。

苔寺(西芳寺)庭園の苔

木々に宿る苔も よき。

苔寺(西芳寺)庭園の苔

池の水面には苔や木々が反射して輝いていて、それまた絶景でした。

苔寺(西芳寺)庭園の池

そして、想像していた以上に苔庭は広かったです。

苔寺(西芳寺)庭園の苔と小道

帰り際に、素敵なポストカードもいただきました。

苔庭を体感し、今日この景色に出会えて良かったなぁと感じます。

 

苔寺の所要時間

今回の苔寺の滞在時間は

合計 約1時間15分 でした。

(9:54〜11:10頃まで滞在)

そのうち、本堂にいた時間は30分弱ぐらいでした。

なので庭園にいたのは45分くらいかと。

庭園はかなりゆっくり回ったので、体感ではもっと長い時間を庭園で過ごしたような気がしますが、意外と1時間ちょっとで苔寺全体を拝観できていました。

 

苔寺のお会計 

苔寺拝観のお会計総額は

合計 3,626円 でした。

内訳はこんな感じ↓

項目金額
参拝冥加料3,000円
御朱印料500円
往復はがき代126円
合計3,626円

参拝料が3,000円と、他の寺院に比較すると高めの設定でしたが、拝観してみたら、納めた金額と同等以上の価値体験ができたなぁと感じています。

写経をすることもできたし、丁寧に整備された庭園が今後も維持されることを願って。

※2023年11月参拝分から、往復はがき申込の参拝料は4,000円以上に改定されるようです。

 

苔寺庭園の写真ギャラリー

苔寺庭園で撮影した写真です。

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